...」斯うなだめすかして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...新田先生は、けわしい眼つきの蟻田博士を、なだめすかして、ともかく博士邸へつれもどった...
海野十三 「火星兵団」
...なだめすかしていたものだ...
太宰治 「春の盗賊」
...しかたなくなだめすかしているうち...
田中貢太郎 「人面瘡物語」
...なか/\なだめすかしてもお泣きやみになりませんので...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...房子が光子をなだめすかして...
豊島与志雄 「古井戸」
...しきりになだめすかしている...
永井隆 「この子を残して」
...なだめすかして訊くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なだめすかして訊くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私のなだめすかして氣をしづめさせるやうな振りをして...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...なだめすかして思ひ止まらせ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...母親がいろいろとなだめすかしてもいっこうにきかず...
柳田国男 「故郷七十年」
...鼻をなだめすかして汲み取るより外には術もなかったのである...
山之口貘 「詩とはなにか」
...自分をなだめすかしていたのですが...
山本周五郎 「失蝶記」
...なだめすかしてようやく吉野へお送りしたのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...でんかが、どこへおいでになろうと、いずれは、このお城の中、やがて、お戻り遊ばしましょう」と、なだめすかして、室の中へ、連れ上げていたところだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...女をなだめすかしていた性善坊は...
吉川英治 「親鸞」
...子どもへ頷(うなず)いて見せるように、なだめすかして、「宍戸(ししど)」「はっ」「伍長の河合忠太郎を呼んで来いっ」突(とつ)として、吩咐(いいつ)けた...
吉川英治 「松のや露八」
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