...この摩利信乃法師(まりしのほうし)がなせる業(わざ)ではないぞ...
芥川龍之介 「邪宗門」
...やはり増長慢(ぞうじょうまん)のなせる業(わざ)じゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...町長のところに贈った思いがけなく莫大な土産品(みやげひん)のなせる業(わざ)だった...
海野十三 「雷」
...形式的には神様のなせる業(わざ)ではあるようなものの...
海野十三 「人造物語」
...これも空魔艦のなせる業にちがいない...
海野十三 「大空魔艦」
...却て心の底に喜びしも戀てふ惡魔のなせる業(わざ)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...しかし何年間という長い年月のなせる業であった...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...なせる業(わざ)だろう...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...まったく天のなせる業(わざ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...人間の智慧の及ばぬ宿命のなせる業なのであろうが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...どんなにうれしいことであろう――それを叶わずさせたもあの敵どものなせる業(わざ)――よし...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...まったく陳珪父子(おやこ)のなせる業(わざ)です...
吉川英治 「三国志」
...自分の小心のなせる業(わざ)と明らかに告白する...
吉川英治 「三国志」
...相手にもよるものを」「やはり酒のなせる業(わざ)だったな」「そんなお悪いご酒癖(しゅぐせ)とは...
吉川英治 「私本太平記」
...酒がなせる業とはいえるが...
吉川英治 「私本太平記」
...初めての伊吹の夜には「……酒がなせる業だ」と自分をあざむく口実も持てた...
吉川英治 「私本太平記」
...盲目な恋がなせる業としてでなければ...
吉川英治 「源頼朝」
...お持病の癇癖(かんぺき)がなせる業(わざ)には違いなかろうが...
吉川英治 「源頼朝」
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