...義雄はそれとなく笛村のいつも事實を誇帳する癖があるのをなじる調子であつたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄はなじるやうに老人を見詰めると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...なじる様にいった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...なじるように憂わしげな瞳をあげた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鼻の孔(あな)から洟汁(はなじる)をたらし...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...あれは間違いなく、なじる言葉だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...なじるような眼つきでわたしを眺めるのでした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...なじるような眼つきでわたしを見やるのでした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...フレーベルなどは自身で鼻汁(はなじる)をたらした子供を集めて教えたということは残っているが...
新渡戸稲造 「自警録」
...そこへ凭れちゃいけんがのう!」乳房(ちぶさ)を出した女が赤(あか)ん坊(ぼう)の鼻汁(はなじる)を啜りながら私を叱(しか)った...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...菱垣の船印(ふなじるし)がねえや」「灘(なだ)の酒廻船(さけかいせん)か」「新酒船(しんしゅぶね)は八月のことでえ」「土佐の百尋石船(ひゃくひろいしぶね)か」「石船にしちゃア船腹(ふなばら)が軽すぎらい」「それにしても...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そんなことに関して勉助をなじると...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...」悟空は早速の思ひつきで師になじると...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...口から泡を吹かんばかりにして貴島をなじるんです...
三好十郎 「肌の匂い」
...何故、笑い給うかと、魯粛がなじると、「余りに要らぬご心配をしておられるゆえ、つい笑いがこぼれたのです」と、孔明は初めて、周瑜の心に、計(はかりごと)のあることに違いないと、自分の考えを解いて聞かせた...
吉川英治 「三国志」
...すこしばかり青い鼻汁(はなじる)をたらしかけている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...洟汁(はなじる)を垂らしていたり...
吉川英治 「新書太閤記」
...槍お船印(ふなじるし)の差物を立てならべる侍(さむらい)などが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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