...すでに如何ともなしがたいのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「俺はそのとき以来一層山は自分からはなしがたいものとなってしまった...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...身心の不調はいかんともなしがたい...
種田山頭火 「道中記」
...さすればその取扱いかたに真の学術的研究の方法と見なしがたいところのあるのも...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...も一年同じことを繰り返すのがいかになしがたい気持がしてるか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ふつふつたる香りにばかり煽(あお)られていると酔ったとも酔わぬとも名状もなしがたい...
牧野信一 「鬼涙村」
...もはや一個の力ではいかんともなしがたい苦悶の自己を...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索