...燭の火の 數かぎりなし...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...彼等が古往今来信仰なしに生活することが出来なかったということがおわかりになったことと存じます...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...永い間のお伽噺(とぎばなし)が御破産となる...
海野十三 「予報省告示」
...今日は酒なし、石油もなし、そして御飯と大根とがある、結局、食慾こそは最初の、そして最後のものである...
種田山頭火 「其中日記」
...昨日出る時には殆んど何のあてもなしであつたのが...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...単に某々の個人がこの紙上を藉りて個人的に噂を伝えたり説をなしたりしているとしか受け取れまい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...社大党以外の大衆的政党の存在や又は既成ブルジョア政党の大量的小分派への分裂などを俟つことなしにも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...之を※入なりと見るべき根據なし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...狂人の勢いに怖れをなして一旦は逃げ散っても...
中里介山 「大菩薩峠」
...豫防(よばう)の注意(ちうい)も何(なに)もない彼等(かれら)は互(たがひ)に葬儀(さうぎ)に喚(よ)び合(あ)うて少(すこ)しの懸念(けねん)もなしに飮食(いんしよく)をしたので病氣(びやうき)は非常(ひじやう)な勢(いきほ)ひで蔓延(まんえん)したのであつた...
長塚節 「土」
...ただおとなしく控えていた...
夏目漱石 「坑夫」
...床の間なしの四畳半くらいにしておく方が写生的で面白い」と迷亭君も苦情を持ち出した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一として政府の創造せしものなし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...そのわけを久良にはなした...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...一時間と休憩(きゅうけい)するひまなしに働(はたら)いたし...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...勇気と責任の全部を賭してそれをなし...
三好十郎 「恐怖の季節」
...一原因をなしてゐるだらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...百の岡をなしている上を...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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