例文・使い方一覧でみる「なぐ」の意味

...机の板で頭をなぐりつけてやつたら... 机の板で頭をなぐりつけてやつたらの読み方
有島武郎「骨」

...滅茶々々に撲（なぐ）り潰（つぶ）さんと... 滅茶々々に撲り潰さんとの読み方
泉鏡花「活人形」

...その時すごい力でなぐり倒（たお）されて... その時すごい力でなぐり倒されての読み方
ハーバート・ジョージ・ウエルズ海野十三訳「透明人間」

...この愚衆性乃至モッブ性の漸次的な減退に希望をつなぐものだ... この愚衆性乃至モッブ性の漸次的な減退に希望をつなぐものだの読み方
戸坂潤「日本イデオロギー論」

...もはや人々をつなぐ術はなくなったのである... もはや人々をつなぐ術はなくなったのであるの読み方
中井正一「大会を終りて」

...力任せにポカリポカリ擲（なぐ）りはじめました... 力任せにポカリポカリ擲りはじめましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...ハンティングをかなぐり捨てて... ハンティングをかなぐり捨てての読み方
野村胡堂「悪人の娘」

...若い女に惚れて惡いといふ御布令（おふれ）は出たとでも言ふのか」「？」「呼び込んでからかつてなぐさんで... 若い女に惚れて惡いといふ御布令は出たとでも言ふのか」「？」「呼び込んでからかつてなぐさんでの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...前者は手慰（てなぐさ）み... 前者は手慰みの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...いささかは心なぐさむというようでは... いささかは心なぐさむというようではの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...ぶ厚い防空頭巾をかなぐりすてた... ぶ厚い防空頭巾をかなぐりすてたの読み方
村山俊太郎「子どもの世界」

...これを車の後につなぐことを命じ... これを車の後につなぐことを命じの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...子どもや若い者の慰（なぐさ）みくらいにしか考えられておるまいが... 子どもや若い者の慰みくらいにしか考えられておるまいがの読み方
柳田国男「こども風土記」

...ひきとめる手を振切るようなぐあいに実家へ帰っていった... ひきとめる手を振切るようなぐあいに実家へ帰っていったの読み方
山本周五郎「寒橋」

...……おれもいつかいちどはあんなぐあいに歩いてみたい... ……おれもいつかいちどはあんなぐあいに歩いてみたいの読み方
山本周五郎「陽気な客」

...語るに上座を譲ってなぐさめた... 語るに上座を譲ってなぐさめたの読み方
吉川英治「三国志」

...氷を削ったような銀屑（ぎんせつ）が風を交ぜて吹きなぐった... 氷を削ったような銀屑が風を交ぜて吹きなぐったの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...女性の嫋（なよや）かさをかなぐり捨てた花世は... 女性の嫋かさをかなぐり捨てた花世はの読み方
吉川英治「牢獄の花嫁」

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