...中御門(なかみかど)の御姫様を恋い慕っていらっしゃいました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...摩利信乃法師(まりしのほうし)と中御門(なかみかど)の姫君とのいきさつを互に推量し合いながら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...義雄の友人から中身(なかみ)の這入らない手紙が屆いて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...おれア――」そこへ二十四五の小綺麗なかみさんが茶を持つてあがつて來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...するとなかみはただ...
小穴隆一 「二つの繪」
...おちたぎつ滝の水上(みなかみ)年つもり老いにけらしな黒きすぢなしとあるのは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...橋(はし)の上(うへ)は河(かは)の上(うへ)の此(こ)の賑(にぎは)ひを見(み)る人達(ひとたち)で仲見世(なかみせ)や映画街(えいぐわがい)にも劣(おと)らぬ混雑(こんざつ)...
永井壮吉 「吾妻橋」
...仲店(なかみせ)でお土産(みやげ)を買つて行(ゆ)くんだから...
永井荷風 「すみだ川」
...遠い水上(みなかみ)に散乱する夜釣(よづり)の船の篝火(かがりび)さえ数えられるほどになると...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...日本の田舎道(いなかみち)を歩くようなおとなしい感じである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...受難の日はいたる主は遠き水上(みなかみ)にありて氷のうへよりあまた光る十字すべらせ女はみな街路に裸形となりその素肌は黄金の林立する柱と化せり...
萩原朔太郎 「受難日」
...陽の翳(かげ)ってゆく田舎路(いなかみち)を歩いて行く...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...仲店(なかみせ)の一軒に...
火野葦平 「花と龍」
...なかみの造作のそれぞれちがう姿...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...己は箪笥(たんす)長持の中実(なかみ)を気にした...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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山之口貘 「鮪に鰯」
...刀身(なかみ)のほども思わるる業刀(わざもの)と見えた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...謂はゞ『みなかみ』をきたなくした樣なもので...
若山牧水 「樹木とその葉」
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