例文・使い方一覧でみる「なおり」の意味
スポンサーリンク...一度や二度湯につかったってなおりはしませんから……まあはいりません」古藤ははいって来た時のしかつめらしい様子に引きかえて顔色を軟（やわ）らがせられていた... 
有島武郎 「或る女」
...「これを何枚呑むとお腹（なか）の痛みがなおりますか」とお聞きになりました...
有島武郎 「僕の帽子のお話」
...その怪塔王と仲なおりをしなさいという帆村探偵の電文は...
海野十三 「怪塔王」
...すっかりなおりました...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...」「すぐ、なおりますよ...
太宰治 「皮膚と心」
...（あさ）（厳粛に）数枝、あたしはもう、なおりたくない...
太宰治 「冬の花火」
...あの蚊がみんなおりて寄ってくるのね」という...
寺田寅彦 「試験管」
...きっとなおりますわ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...仲なおりをしないでちょうだい...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...お姫様はなおりました...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...維新前の国事艱難（こくじかんなん）なおりには...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...「すぐなおりますよ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...このようになおりかかって来ると傷口の大小が決定的に影響して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...手の膨れなどなおり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うちでは多賀ちゃんの風邪がやっとなおりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お疲れはいかが？ すこしずつおなおりになりましたか？ きのうはすこしつめたくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...みんなおりろ」休之助はもう走（は）せ登っていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...コイツは一寸（ちょっと）なおりかねます」「博士になれる位なら...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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