...「開国始末」で冤(えん)を雪(そそ)がれた井伊直弼(いいなおすけ)の亡霊がお礼心に沼南夫人の孤閨(こけい)の無聊(ぶりょう)を慰めに夜な夜な通うというような擽(くす)ぐったい記事が載っていた...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...その開国の勇者井伊(いい)〔直弼(なおすけ)〕大老は桜田門外に殺されてしまう...
大隈重信 「青年の天下」
...その当時の名高い井伊掃部頭(いいかもんのかみ)〔直弼(なおすけ)〕を大老にして...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...一岸田直介(きしだなおすけ)が奇怪な死を遂げたとの急報に接した弁護士の大月対次(おおつきたいじ)は...
大阪圭吉 「花束の虫」
...大老(たいろう)の井伊直弼(いいなおすけ)は...
高山毅 「福沢諭吉」
...そのせきにん者(しゃ)である大老(たいろう)の井伊直弼(いいなおすけ)をおそうというじけんまでありました...
高山毅 「福沢諭吉」
...そのままにはさしおかぬぞ」傍へ来ていた藤八五文(とうはちごもん)の薬売の直助(なおすけ)が中に入った...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...近くは井伊直弼(なおすけ)の如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これは豪徳寺――井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)の墓で名高い寺である...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...落合直亮(なおすけ)がいう...
中里介山 「大菩薩峠」
...井伊直弼(いいなおすけ)は桜田門を入るとき駕籠(かご)の中で斬られた...
野村胡堂 「江戸の昔を偲ぶ」
...船頭の直助(なおすけ)に出来るだけ緩々(ゆるゆる)と漕(こ)がせて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「直助権兵衛(なおすけごんべえ)」になり...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...予(かね)て世話になって居た加州の岸直輔(きしなおすけ)と云う人が...
福澤諭吉 「福翁自伝」
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