...土の牢も鳴りどよむばかり...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...鳴りどよむばかりであった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...さうして峨眉山もどよむ程...
芥川龍之介 「杜子春」
...そうして峨眉山もどよむ程...
芥川龍之介 「杜子春」
...この大きな家もどよむばかりであったのだ...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...笑聲(ゑみごゑ)どよむ天人(あまびと)の美(よ)き歡喜のしたたりが...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...朝潮はやく打よせて浪の音どよむ紀伊の海...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...八百合(やほあひ)の潮ざゐどよむ遠つ海や...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...汐ざゐどよむ海境(うなざか)を海豚(いるか)の列の見えがくる大わだつみの彼方にて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...海神(わだつみ)のたか笑ひどよむか――海へ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...八百合(やはあひ)の潮(しほ)ざゐどよむ遠(とほ)つ海(うみ)や...
薄田淳介 「白羊宮」
...うちどよむ美(うま)し國(くに)...
薄田淳介 「白羊宮」
...どよむ声おびただし...
太宰治 「右大臣実朝」
...群がり來れば軍勢と 465軍馬の脚の轟きに大地はげしく鳴りどよむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...六たび祁山の嶺の上風雲動き旗かへり天地もどよむ漢の軍...
土井晩翠 「天地有情」
...耳をすますとごうごう鳴りどよむ水音の間々(あいあい)にかすかに櫓の音が聞える...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...アナロナビクナビ睡たく桐咲きて峡に瘧のやまひつたはるナビクナビアリナリ赤き幡もちて草の峠を越ゆる母たちナリトナリアナロ御堂のうすあかり毘沙門像に味噌たてまつるアナロナビクナビ踏まるゝ天の邪鬼四方につゝどり鳴きどよむなり...
宮沢賢治 「祭日〔二〕」
...その足音山もどよむばかりなれば...
柳田国男 「遠野物語」
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