...早月さんはわしが引き受けた」という声と不敵な微笑とがどやすように葉子の心の戸を打った時...
有島武郎 「或る女」
...古来他の責任を説くほどやすいことはない...
伊丹万作 「映画と民族性」
...入場料はびっくりするほどやすい...
海野十三 「金属人間」
...どやすると晩の十時十一時頃までも遊んでなさって...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...さみしいけれどやすらかで...
種田山頭火 「行乞記」
...鰯ほどやすくてうまい魚はない...
種田山頭火 「其中日記」
...自分の寝床ほどやすらかなものはない...
種田山頭火 「其中日記」
...ひもじかつたけれどやすらかであつた...
種田山頭火 「其中日記」
...そこにはさびしいけれどやすらかな寝床がある...
種田山頭火 「旅日記」
...それほどやすくはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...舟は面白いほどやすらかに流れる...
夏目漱石 「草枕」
...またこれほどやすやすと邪悪な者どもに王侯の信用をかちえさせるものもない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小松は殆んどやすみなしに独りで話した...
山本周五郎 「菊屋敷」
...その背をどやすように...
吉川英治 「松のや露八」
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