...ある格子戸造(こうしどづく)りの家に出してあるのが眼に止まった...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...格子戸造(こうしどづくり)の家が浮んでいた...
芥川龍之介 「葱」
...格子戸造(こうしどづくり)の平家(ひらや)にてたしか門構(もんがまえ)はなかりしと覚えたり...
永井荷風 「書かでもの記」
...ところが或日(あるひ)お千代が筋向(すじむかい)の格子戸造(こうしどづく)りの貸家に引越して来た主人らしい男と...
永井荷風 「ひかげの花」
...その向う横町に代言(だいげん)だか周旋屋(しゅうせんや)だか分らない小綺麗(こぎれい)な格子戸作(こうしどづく)りの家(うち)があって...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...質屋の暖簾(のれん)だの碁会所(ごかいしょ)の看板だの鳶(とび)の頭(かしら)のいそうな格子戸作(こうしどづく)りだのを左右に見ながら...
夏目漱石 「明暗」
...前を見てこの貧困なるしかし正直なる二人の姉妹とその未来の楽園と予期しつつある格子戸作(こうしどづく)りを想像して...
夏目漱石 「倫敦消息」
...」「どづくぞ...
室生犀星 「命」
...」「ほんとにどづくぞ...
室生犀星 「命」
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