...いつも彼が教室のなかのできごとを見張るときに腰かける高い椅子に王様のようにどっかと坐(すわ)りこんでいた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...乱暴にも婦人優先席にどっかと腰を下ろすや...
海野十三 「蠅男」
...中央のおそろしそうな椅子にどっかと腰をかけた...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...醤油の空樽(あきだる)にどっかと腰かけて...
高見順 「いやな感じ」
...溜息(ためいき)をつきながら安楽椅子(いす)にどっかとすわり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はどっかと胡坐をかいた...
豊島与志雄 「田園の幻」
...どっかと腰を下すと...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...どっかと坐りこんだ米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...どっかとその岸に倒れてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...炉辺へ来てどっかと小さな胡坐(あぐら)をかいてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...前に言った通り南向きにどっかと坐り込みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...どっかと腰を下ろして...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...若い伯爵は暖炉の隅にあるソファーにどっかと坐ると...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...しかし次の瞬間には椅子にどっかと腰を下ろし...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...椅子にどっかと座った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...床板にどっかと崩れて泣きだした...
山本周五郎 「死處」
...『たとえ、この上、山浦真雄が、いかに人から唾(つば)をうけようが、弟を、入れる事はできません、断じて出来ない! ……ああ、もう止そう、おっ母さん、お体に障ります、やめて下さい、やめて下さい』真雄は、鞴(ふいご)の前へ馳け寄って、どっかと、筵(むしろ)の上に坐ると、金火箸(かなひばし)を把(と)って、真っ赤な溶鉄となった玉鋼を、火土(ほど)の中から引き出した...
吉川英治 「山浦清麿」
...客間には滝田樗陰(たきたちょいん)がどっかとすわって...
和辻哲郎 「漱石の人物」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??