例文・使い方一覧でみる「どちらも」の意味
スポンサーリンク...これらはおそらくどちらも悪いかどちらも悪くないかである... 
寺田寅彦 「案内者」
...この二種の糞を拾って行って老測夫に鑑定してもらったらどちらもうさぎの糞で...
寺田寅彦 「小浅間」
...どちらも変装を思わせる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...「どちらもまるで気まぐれなかたがたで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...どちらも、そのころでは珍らしい品物でした...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...どちらも急ぐ様子はなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「そんな話、どちらも、何の意味もないじゃないの...
豊島与志雄 「別れの辞」
...三平次はそれから、人形をこはされた家といふのを三軒、順々に廻つて見ましたが、どちらも、五月になつて、藏から五月人形を取出し、子供のために飾つてからの出來事で、夕ぐれ時のドサクサに紛れ、曲者は人形を飾つてある部屋に忍び込み、手當り次第に荒したといふだけで、何んの證據も殘さず、盜られた物も無いので、全くつかまへどころもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ヤーフどもがお互に憎み合うのは、ほかの動物には見られないほど猛烈なもので、それは誰でも知っていることなのだが、この国のヤーフどもの争いも、お前が言ったお前たちのその争いも、どちらも、どうもよく似ているのだ...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...どちらも不得策です...
久生十蘭 「フランス伯Ｎ・Ｂ」
...両端に、一個ずつ嵌（は）めこまれた大きな骰子（さいころ）には、どちらも、六の目が正面に出ている...
火野葦平 「花と龍」
...どちらもワンワン吠えながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...どちらも陰惨な作だ...
平林初之輔 「四月号の創作三つ」
...夫婦はどちらも離れた気持ちで身をそむけたまま何を言おうともしなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どちらも自分の愛...
山本周五郎 「菊屋敷」
...茶屋はどちらも相手にならない...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...さう云ふ二人の夫妻がまたどちらも一つに結び直りたいと願つてゐるにも拘らず...
横光利一 「悲しみの代價」
...かすめ過ぎる化粧の匂いのままどちらも黙って何をするでもなく暫く立っていたが...
横光利一 「旅愁」
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