...よほどしっかりできているものと見え...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...その声は気味の悪いほどしっかりしていた...
海野十三 「人間灰」
...よっぽどしっかりした者でも...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...それはどうにもならないほどしっくり似合った墓標である...
太宰治 「猿面冠者」
...よっぽどしっかりした女に違いない」という事である...
太宰治 「パンドラの匣」
...昨夜老婆が家をのぞきまわっていたことなどしったら...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...いきなり腕の痺(しび)れるほどしっかり掴(つか)み...
徳田秋声 「縮図」
...あれほどしっかりしていたアントアネットも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どんな高いところへあがっても平気なほどしっかりした気象(きしょう)でしたから...
豊島与志雄 「強い賢い王様の話」
...前のものほどしっくり身についてはいないが...
豊島与志雄 「風俗時評」
...あれほどしっかり結びついたものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...今はこの支えもそれほどしっかりしたものではなく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それほどしっかりと父はこの時計の鎖をつかんでいるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...でもこのときはどしっかりした決心をしたことはなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...よっぽどしっかりしないとダラクするね」と云ってはいるが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...Tちゃんがよっぽどしっかり腹を据えないと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これほどぴったり・これほどしっかり・あてはまるものはないくらいに思われる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たぶんもういちどしっかりと自分の心をひきしめる機縁にもなって呉(く)れるだろう...
山本周五郎 「日本婦道記」
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