...どこへ行ってもおそろしい機械人間のうわさで持ちきりでした...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...にもかかわらず、いつまでも、どこへ行っても、いやこれが東だ、いやこれが西だ、といっていたら、果たしてどんなものでしょうか...
高神覚昇 「般若心経講義」
...どこへ行っても心は安まるまいに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...どこへ行っても兄に附絡(つきまと)われていて...
徳田秋声 「あらくれ」
...どこへ行ってもわかりますしなんでも知るようになりました...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わたしは悟りました――これは自分が殺したのだ、生きて動いて暖かった彼女が、こんな蝋細工みたいに冷たく動かなくなったのは、自分のしたことなのだ、しかもこれはいつになっても、どこへ行っても、何をもっても償うことが出来ないのだ、ということが分ったのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それがこのごろはどこへ行っても...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこへ行っても変りありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...兄さんは誰とどこへ行っても直(すぐ)厭(いや)になる人なのでしょう...
夏目漱石 「行人」
...日本中どこへ行ってもそのくらいな考えは誰にもあるだろうくらいに信じていた...
夏目漱石 「坑夫」
...どこへ行っても面白くないような心持がするのです...
夏目漱石 「こころ」
...世界中どこへ行っても...
夏目漱石 「門」
...髪結床でも銭湯でも人の寄り場はどこへ行っても...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...「ゆみちゃん! どこへ行っても音信(たより)頂戴よ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...どこへ行っても、自分の家と同じように安心できます...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...どこへ行っても野薔薇(のばら)がまだ小さな硬(かた)い白い蕾(つぼみ)をつけています...
堀辰雄 「美しい村」
...どこへ行ってもその考えが表わされているのに遭(あ)う...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...どこへ行ってもこの有志家がいて...
柳田国男 「故郷七十年」
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