...どこでも好(い)いから癲狂院を見物したいと云っているんだ...
芥川龍之介 「路上」
...他の場所ならどこでも私は付き従うが...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...どこでもそういう返事だった...
有島武郎 「火事とポチ」
...逗子へ――鎌倉でも静浦でもどこでもいゝが――行きますというと...
石川欣一 「山を思う」
...どこでも得られるように...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...水、陸、空、どこでも、自由に動きまわれるという怪物です...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...宿銭はどこでも木賃三十銭米五合代二十銭...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...ここでもかしこでもどこでも長靴を穿いてどかどか歩きることも...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...お前さんとならば唐天竺(からてんじく)でもどこでもいいから...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこでも呶鳴るので溜息が出た...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...今日はバカな話はよしましょう……箱根以外ならどこでもいいから...
久生十蘭 「雪間」
...どこでも行けるけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...どこでもかまわずまっすぐに出かけて行って...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...どこでも慢性的な大衆失業にくるしんでいた...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第八巻)」
...芸術家の生活に吹きよせているものはどこでもなかなか快き東風とはちがったものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...絶対的にどこでもいつでも妥当するものではなく...
矢部貞治 「政治学入門」
...「Mって字はどこでも売り切れかね」「ヘエ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...けだし価格はどこでも...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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