...胸がどきどきするほどもう一度乗ってみたくなりますわ...
有島武郎 「或る女」
...ようやく心臓のどきどきするのをすこしくしずめることができた...
海野十三 「恐竜島」
...彼はどきどきする心臓をおさえながら...
海野十三 「脳の中の麗人」
...胸が、どきどきする...
太宰治 「待つ」
...どきどきする胸おさえながら...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...何かにつき無礼を振舞いはせぬかとどきどきする...
新渡戸稲造 「自警録」
...馬車がやってくると私の心臓はどきどきする...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...夜目(よめ)にもどきどきするような三稜の細身の剣(ラツピエール)を抜き出して...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...心臓がどきどきするというこの矛盾の中間...
北條民雄 「いのちの初夜」
...そういう赫(かがや)かしい日和(ひより)を何か心臓がどきどきするほど美しく感じながら...
堀辰雄 「菜穂子」
...そういう赫(かがや)かしい日和(ひより)を何か心臓がどきどきするほど美しく感じながら...
堀辰雄 「楡の家」
...どきどきするこめかみを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...宏子はどきどきする心臓が口からとび出そうに切なかった...
「海流」
...どきどきするのが停ってまいりました...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...何だか胸がどきどきするようよ...
森本薫 「女の一生」
...さぶはまだ胸がどきどきすると云っていた...
山本周五郎 「さぶ」
...胸のどきどきする興味を唆(そそ)られたようであった...
山本周五郎 「めおと蝶」
...胸のどきどきする快感があった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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