...もちろんなんのめんどうもない...
芥川龍之介 「偸盗」
...目に見えぬ神があると信ずることには何のめんどうもない...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...どうもない筈の左の目が眞つ暗で何(なん)にも見えないから變であつた...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...習慣になつて入らつしやるから別にどうもないやうですけれど...
鈴木三重吉 「桑の実」
...あないしてたらどうもないように見えますけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...却ってどうもないんですな...
谷崎潤一郎 「細雪」
...昔からあの人ぐらいいろいろなことで迷惑かけてる人はあれへんやないの」「あたしはどうもないけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...急変と云うのは脳を侵されたのだろうか、と云うと、そうではないかと思ったけれど、脳はどうもない、脚だと云うのであると云う...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかし神の取り合わせた顔と腕にはそうした簡単な相関はどうもないように見える...
寺田寅彦 「自由画稿」
...「ほれみ、どうもないやろ...
外村繁 「澪標」
...宗助はやむを得ず、どうもないが、ただ疲れたと答えて、すぐ炬燵(こたつ)の中へ入ったなり、晩食(ばんめし)まで動かなかった...
夏目漱石 「門」
...けれど翌日になっても別にどうもないのです...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...ユウはどうもないか...
久生十蘭 「復活祭」
...どうもない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...さむい花の香というものはどうもないようね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今どうもないのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雀ではどうもないようだ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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