...世之助 どうせ何でも泡沫夢幻(はうまつむげん)だからね...
芥川龍之介 「世之助の話」
...どうせ看視のきかないものなら...
有島武郎 「或る女」
...「どうせ、あすは受け取れるのだから」と、呑牛は餘り氣にもかけてはゐなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...どうせ大人の雑誌に子どもっぽいものを書いているんだから...
江戸川乱歩 「自作解説」
...どうせ、いい話じゃあ無いのよ...
太宰治 「斜陽」
...(たいへんな女)と同棲(どうせい)して...
田中英光 「野狐」
...おなじみの信乃(しの)や道節(どうせつ)...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...『どうせいったんやりかけたものなら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...自分はどうせ捨てる身だけれども...
夏目漱石 「坑夫」
...どうせくれる気遣(きづかい)はないんだから...
夏目漱石 「明暗」
...どうせ要るタイピストなんだから」二人は話し乍ら...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...どうせ抜け荷を積んだ舟だ」二人は曲者(くせもの)の出た小舟の中へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちよいと親分――と聲を掛けるぢやありませんか」「フーム」「どうせ感付かれたものなら仕樣がねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
林芙美子 「新版 放浪記」
...どうせ人間の作った物だ...
二葉亭四迷 「平凡」
...どうせ主人がもう四五日もすれば戻って来ますしね...
三好十郎 「樹氷」
...どうせ骨牌を裏から見て知っているからである...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...どうせ云われるならこちらで幾らかましな呼び方をしてやろうと思い...
山本周五郎 「日本婦道記」
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