...どうしようもなく気の毒なことでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...さてこれからどうしようもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もうどうしようもなく嘘の上にまた嘘を積み重ねていかざるを得なくなるものなのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...自分でどうしようもなくていた...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...私は殆んどベッドの端までのり出して身もだえしている彼女をどうしようもなく...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...どうしようもなく酩酊していたことが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...どうしようもなくがたがたとふるえていた...
本庄陸男 「石狩川」
...どうしようもなく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...恋しい人に逢(あ)われぬ不愉快さをどうしようもなく思召された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分でどうしようもなく...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...酒の力を借りるよりほかにどうしようもなくなった...
山本周五郎 「やぶからし」
...どうしようもなく...
吉川英治 「私本太平記」
...しかも哀しい骨肉の本能はかえって沸(たぎ)りに沸って体を離れた見えぬ虚空(こくう)で兄と弟のつかみあいをどうしようもなくしている長い沈黙なのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...降伏した幕府代表の義詮としてはどうしようもなく...
吉川英治 「私本太平記」
...顔へ出てくるのをどうしようもなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...今さらどうしようもなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...苦(にが)い気持が滲(にじ)みでるのをどうしようもなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どうしようもなくぎこちない操作をしてしまい破滅の瀬戸際に追い込まれたのは...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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