...同時に我々人間のおかしがることを真面目に思う――こういうとんちんかんな習慣です...
芥川龍之介 「河童」
...いかにも そちの とんち みあげた ものじゃ...
五十公野清一 「一休さん」
...衣服(きもの)や道具には無頓着(むとんちゃく)であったが食物(くいもの)にはかなりな贅沢(ぜいたく)をした...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...考へ事はとんちんかんに...
薄田泣菫 「茶話」
...そんな事に頓著(とんちやく)のないクレオパトラが...
薄田泣菫 「茶話」
...とんちんかんだと言った...
太宰治 「作家の手帖」
...人の名前にとんちゃくしないのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...目のとんちんかんなひよつとこの顔...
中勘助 「銀の匙」
...あとの試合には頓着(とんちゃく)なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...いわゆる世評なるものに頓着(とんちゃく)しなかったことである...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...ときどきとんちんかんなことをしてゐる...
堀辰雄 「Ein Zwei Drei」
...海の彼方のクリスマス前夜のやうな金や紅の星ちりばめた西洋菓子味感とがおもしろくとんちんかんに相交錯してゐた...
正岡容 「浅草燈籠」
...とんちんかんをやって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...……(相手がマジマジ見ていることなどにとんちゃくなく...
三好十郎 「おりき」
...お前ならとんちんかんな事はしないから...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...驚くべき無頓著(むとんちゃく)には相違ないが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...大よそ家主も先(ま)ずこれくらい無頓着(むとんちゃく)であったら...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...無頓着(むとんちゃく)な人だと思ってるけど...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索