...自分でもはっきりととらえがたい程度だったわけです...
梅崎春生 「Sの背中」
...どことなくとらえがたい...
妹尾韶夫 「「ザイルの三人」訳者あとがき」
...ちょうどわれわれの影が日に向かってはとらえがたい蒸発を示すように...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...眼つきのとらえがたい輝きのうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのとらえがたい香はごく些々(ささ)たるものにつながれていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一種とらえがたい安全と幸福のきもちがした...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...思索界でもっともとらえがたいものの幻影と...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...それがおのずからほぐれてゆくリズムは大変とらえがたいのですものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雲の風情はとらえがたいのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とらえがたいものが物の精神(こころ)になって見えて来た...
室生犀星 「荻吹く歌」
...人がそういう瞳の反射を見せるときは滅多(めった)にその機会をとらえがたいものだ...
室生犀星 「姫たちばな」
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