...小芳の心中、ともかくも、お蔦の頼み少ない風情は、お妙にも見て取られて、睫毛(まつげ)を幽(かすか)に振わしつつ、「お医者には懸っているの...
泉鏡花 「婦系図」
...『日本太古(にほんたいこ)の原始的家屋(げんしてきかをく)はともかくも...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...ともかくも、私は奥さんがいつも外出の時に、黒い帽、黒いヴェールに黒い衣裳をつけてゐる意味が分りました...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...彼一人ならばともかくも今年の冬はチコとともに暮さねばならぬので電気ストーヴなども工合のいいものを街で見つけてきたいと思ったのだ...
海野十三 「生きている腸」
...ともかくもへんじだけをして椅子からとびあがったが...
海野十三 「怪星ガン」
...ともかくも返して置くがいい...
大杉栄 「獄中消息」
...それは学校の制服でそんな装(なり)をして――装はともかくも...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...尤も空の色などは大抵「浅みどり」位で簡単にかたをつけているが、ともかくも、日本の文学でこの時代の作ほど色彩の観念に富んだものはあるまい...
津田左右吉 「偶言」
...ともかくも、こういう大切な観測事業をその日暮しその年暮しになりやすい恐れのある官僚政治の管下から完全に救出して、もう少し安定な国家の恒久的機関を施定することが刻下の急務ではないかと思われる...
寺田寅彦 「新春偶語」
...ともかくも一つの世界に常住しているものが...
寺田寅彦 「断片(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...ともかくも相談の通りに道庵屋敷を落ちのびた二人の者は...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかくもと腰を屈(かが)めて地上に落ちた刀を拾い取ろうとすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...全くふりのお客らしいが……出てみよう」ともかくも...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はともかくも二日酔の魔を払い落してからの事だと決心して...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...平次はともかくも引揚げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それをともかくも一応書き了えるためには...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...それはともかくも...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ともかくも中古以前には食用の記録はまったく無く...
柳田国男 「海上の道」
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