...ともかくもある始めがあったということを仮定するとすれば...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...しかしともかくもこの際光線が描くと考えられる円上の最も遠い点よりももっと遠くにある恒星はいかにしても我々に見えないであろうということはこれで容易に了解されるであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ともかくも「解体新書」ができ上がるまでに彼が非常に大きな努力を費したことは確かであります...
石原純 「杉田玄白」
...これは余論もあろうがともかくも一説をなしている...
海野十三 「地球発狂事件」
...ともかくも夜が更け...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...天平以来彫刻と人間とのつながりをともかくも保持している...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...まあともかくも一と安心だと云うような次第だったのです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ともかくも中心に対して放射的である...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...ともかくもやってみたいというのが発企者(ほっきしゃ)の意見で...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかくも市内の要所を一めぐりして...
中里介山 「大菩薩峠」
...第三にはともかくも働こうと変化しちまった...
夏目漱石 「坑夫」
...経験に乏しい処女の期待するような予言はともかくも...
夏目漱石 「明暗」
...ともかくもすぐそこのホテルまで連れて行って何とかしてやろうと思いながら...
堀辰雄 「恢復期」
...そこにともかくもさうしたホテルらしいものを建てた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...ともかくも大原が為(な)さん様(よう)を見ばやとて身を潜めて窺っている...
村井弦斎 「食道楽」
...ともかくも藤を愛する宴として酒杯が取りかわされ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ともかくも古い形のままではなかったと思われる...
柳田国男 「海上の道」
...タクシーはともかくも浦粕町に着いた...
山本周五郎 「青べか物語」
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