...僕が新体詩で歌ったのは!さまざまの考えがなお取りとめもなく浮んで来て...
岩野泡鳴 「耽溺」
...かゝる難所(なんじよ)を作りて他国の旅客(りよかく)を労(わづら)はしむる事求(もとめ)たる所為(しわざ)にあらず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...変なアクセントの英語で呼びとめ...
田中英光 「オリンポスの果実」
...その建禮門につとめてゐた同じ下司で...
田山花袋 「道綱の母」
...しかし師父ブラウンは直ちに肩の上品な猫背と重々しく上の方へつき出た短い髯に何事かをみとめた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...クリストフはその人を見出そうとつとめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それをまとめて、論文を書く、校正をする、という経過なのだが、その間は研究以外のことが頭にはいらないのである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...やっと食いとめながら眼をまるくして...
中里介山 「大菩薩峠」
...当面の務(つとめ)を怠(おこた)ったり未来の計を忘れて...
夏目漱石 「『東洋美術図譜』」
...報酬を求むる手段としての務(つとめ)僕の知れる某(ぼう)貴夫人はすこぶる高潔なる家庭に人となり...
新渡戸稲造 「自警録」
...彼は熟語読本に身を入れようとしているセエラのしとやかな姿に眼をとめますと...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...気高く優しい女が享受すべき楽しみだと受けとめていたので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それをうけとめました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...忍藻の手匣(てばこ)へ眼をとめれば忍藻が側にいるようだ...
山田美妙 「武蔵野」
...つとめて平板な調子を保ちながら続けた...
山本周五郎 「季節のない街」
...自分の責任(つとめ)だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...『ファウスト』が古代中世近代の全体を一つの世界にまとめ上げた...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
...浦島の子が海神の妙(たえ)なる殿に神のおとめと二人いて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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