例文・使い方一覧でみる「とみ」の意味

...私のひとみに使うほどりっぱな玉がどこにもなかったので... 私のひとみに使うほどりっぱな玉がどこにもなかったのでの読み方
有島武郎「燕と王子」

...わざとわしをいぢめてこまらすものとみとめ... わざとわしをいぢめてこまらすものとみとめの読み方
鈴木三重吉「ダマスカスの賢者」

...「仲八……権六……定吉……おーいみんなきてくれ！　手つだってくれい！　おーい権六！　仲八！　定吉い！」またもや眉間（みけん）に爪をたてられたとみえて...
橘外男「亡霊怪猫屋敷」

...そうとみずから認めるだけの勇気がなかった――半ばは... そうとみずから認めるだけの勇気がなかった――半ばはの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...お爺さんはお宮へ燈明をあげてきたとみえ「あぶないから消しておいで」と子供にいいつけてまだ腑におちないらしく　なにをなさる　なにをなさる　とくどく尋ねる...
中勘助「島守」

...頓（とみ）に返答のしようがなかったのです... 頓に返答のしようがなかったのですの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...瞳（ひとみ）を慣（な）らすために... 瞳を慣らすためにの読み方
夏目漱石「永日小品」

...我々はただちにこれを有害とみなす... 我々はただちにこれを有害とみなすの読み方
新渡戸稲造「自警録」

...冷たいひとみたいね... 冷たいひとみたいねの読み方
林芙美子「浮雲」

...此年五月十八日に富岡（とみがをか）永代寺に詣でた記がある... 此年五月十八日に富岡永代寺に詣でた記があるの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...仏を敬う風は昔から盛んであったとみえて... 仏を敬う風は昔から盛んであったとみえての読み方
柳田國男「地名の研究」

...節子（ふしこ）のとみというゾレがおそらくは最後のもので... 節子のとみというゾレがおそらくは最後のものでの読み方
柳田国男「木綿以前の事」

...爛（らん）としたひとみを伏せた般若（はんにゃ）の顔――その仮面（めん）の裏が... 爛としたひとみを伏せた般若の顔――その仮面の裏がの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...たとえば日本における豊臣（とよとみ）秀吉の如きは... たとえば日本における豊臣秀吉の如きはの読み方
吉川英治「三国志」

...こんな愉快な日はない」よほど欣（うれ）しかったとみえ... こんな愉快な日はない」よほど欣しかったとみえの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...たわごとみたいで... たわごとみたいでの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...眸（ひとみ）を開いたのを見て... 眸を開いたのを見ての読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...痛恨事としていたとみえて... 痛恨事としていたとみえての読み方
吉川英治「源頼朝」

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