...参覲交代(さんきんかうたい)の途次(とじ)旅宿(りよしゆく)へとまると...
芥川龍之介 「雑筆」
...ポチはじっとまるまってふるえながら目をつぶっていた...
有島武郎 「火事とポチ」
...遠方から見るとまるでニューイングランドの町みたいであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...醉つたところでとまる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...急行列車がとまる訳でもなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...しかし画架からはずして長押(なげし)の上に立てかけて下から見上げるとまるで見違えるような変な顔になっているのでびっくりする...
寺田寅彦 「自画像」
...私たちの時代とまるで違ふんで……...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...若い店員はちょっと見て「これは三号のフィルムで合います」とまるでにべもなく言う...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...やりきれないわ」とまるで少女のやうにすなほであつた...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...……ちょうど五時ごろ「すず本」の横でロード・スターのとまる微かな音がした...
久生十蘭 「魔都」
...「そういう意見は世間の通説とまるで矛盾しているからね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...あの村にとまることにした...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...二瀬戸といふ薄曇の眼鏡をかけた醫者の俥がとまるやうになつた...
水野仙子 「四十餘日」
...馬車がとまると、小屋の中から男が待ち兼ねたように飛んで出て来た...
水野葉舟 「帰途」
...人がとめたってとまる人じゃありませんさ...
三好十郎 「樹氷」
...「思いとまるから放してくれ」「御容赦を願います」と靱負が泣きながら云い...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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若山牧水 「小さな鶯」
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