...それこそいきのとまるほどせっぷんしました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...下宿屋のにぎやかさが始めて耳にとまる...
伊藤左千夫 「廃める」
...次ぎ馬の都合が惡いので渠も亦そこにとまることになつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...水道の栓がひとりでに動いて、水がとまる...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...その音が私の部屋の前でとまると...
高見順 「如何なる星の下に」
...高くとまるにもほどがあるじゃないか」と言ったが...
田中貢太郎 「阿宝」
...現代の小説は現実とまるでアベコベなのです...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...ほかの者ではつとまることではございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の位地も境遇もその時分から見るとまるで変っていた...
夏目漱石 「道草」
...あなたはガロフォリのうちにとまるつもりでしたか」「わたしはおまえをあそこへとめるつもりだった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...二瀬戸といふ薄曇の眼鏡をかけた醫者の俥がとまるやうになつた...
水野仙子 「四十餘日」
...髪にとまる事もあった...
水上滝太郎 「果樹」
...今年は六つ本がまとまる筈なのですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...上京するまでお祖母(ばあ)様がいらっしゃるかどうかあぶないようでもあるのですよ」浮舟の姫君は自身の親と同じ名の呼ばれていることにわけもなく耳がとまるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...看護婦は挿入物を取り除けば痛みがとまるのであるから注射してもその効力はない...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...これも鎮守の人丸(ひとまる)大明神が...
柳田國男 「日本の伝説」
...おくみのようすはいつもとまるで変っていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...だから季節のかはり目ごろの雨が心にとまる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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