...わたしの代理がつとまると思います...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...それが眼にとまると...
薄田泣菫 「久米の仙人」
...そのようなヴィナスの息もとまるほどの裸身のはじらいが...
太宰治 「斜陽」
...川の水がとまるといいますからね...
太宰治 「春の盗賊」
...雪子と比べるとまるで彼女は台が違うように見えた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...と見るとまるで手品師のやうに...
津村信夫 「挿頭花」
...水道もとまるようになるでしょう...
豊島与志雄 「楊先生」
...それで乗物で行く足弱の伴(とも)にはけっこう役がつとまる...
中里介山 「大菩薩峠」
...すべてがぼんやりして思い出すとまるで夢のようであります...
夏目漱石 「中味と形式」
...ことによるとまるで逢えないで帰るかも計(はか)られん...
夏目漱石 「野分」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...あれなりと捉(と)らずんばこの降りに客の足とまるまじとお力かけ出して袂(たもと)にすがり...
樋口一葉 「にごりえ」
...呼吸(いき)のとまるまで水にもぐったりするんだ? 人騒がせにもほどがある...
久生十蘭 「肌色の月」
...見物人のザワめきがとまる...
三岸好太郎 「上海の絵本」
...その方がまとまるからきょう迄十七日分をまとめて見ます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人がとめたってとまる人じゃありませんさ...
三好十郎 「樹氷」
...細長い胴(どう)とまるい頭が見えるし...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...あやうく柱にささえて踏みとまると...
吉川英治 「江戸三国志」
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