...海に住むとても大きな動物ですぞ」わかっている...
海野十三 「恐竜島」
...西洋撫子はとても/\だ...
種田山頭火 「行乞記」
...とても思いきってできないような仕打ちです! わたし...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...お浜とても、今まで寝醒(ねざ)めのよいことばかりはなかったのですが、今という今、苦しがる郁太郎の面(かお)に文之丞の末期(まつご)の色がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...とても大きい聲で吠えたてて私に向って來ます...
林芙美子 「梟の大旅行」
...大がらとても八歳(やつ)は八歳...
樋口一葉 「大つごもり」
...お前(まへ)が口(くち)に出(だ)さんとても親(おや)も察(さつ)しる弟(おとゝ)も察(さつ)しる...
樋口一葉 「十三夜」
...御来訪にあずかってとても嬉しい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...とても散歩なぞ出來さうもなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...海はとても暗く、差し込む光が水の中にプリズムを作っていた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...とても快いお天気だなあ!」「あゝ...
牧野信一 「鱗雲」
...この外の歌とても大同小異にて駄洒落(だじゃれ)か理窟ツぽい者のみに有之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...白痴の人ならば多少其情慾を制限すればとてもと/\其分量が少ければ余り感ぜざれども...
正岡子規 「読書弁」
...赤羽の土手には十間ほどの間にとても採り尽せないほどの土筆が林立して居ったそうな...
正岡子規 「病牀苦語」
...とてもそりゃ大事になすっていたんだから――...
三好十郎 「好日」
...べつに昂奮することとてもない常のおすゑは...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...――あたしにはとてもできない...
山本周五郎 「初蕾」
...」「いいや、そいつはとても、ねえカテリーナ・イリヴォーヴナ、望みがありませんや」とセルゲイは悲しげにまた侘びしげにかぶりを振りながら答えた...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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