...咄嗟(とっさ)に膝を起しました...
芥川龍之介 「報恩記」
...しかし私は幸いにもとっさにそんな言葉で自分を穢(けが)すことをのがれたのだった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...眦(めじり)と一所に垂れ下る髯の尖端(とっさき)を...
泉鏡花 「薄紅梅」
...とっさに考えたのでしょう...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...とっさに強敵スミス中尉を...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...咄嗟(とっさ)に気狂いではないかという気がしたので...
田畑修一郎 「石ころ路」
...阿父(おとっさん)が書家(しょか)樵石(しょうせき)先生だけに...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...咄嗟(とっさ)の間(かん)に見せたことは幾度もありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...咄嗟(とっさ)の間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...冗談(じょうだん)半分に皆(みんな)の前で一におっしゃったんだよ」「それを今だに謎(なぞ)だと思ってるんですか」「宗近の阿爺(おとっさん)の口占(くちうら)ではどうもそうらしいよ」「馬鹿らしい」藤尾は鋭どい一句を長火鉢の角(かど)に敲(たた)きつけた...
夏目漱石 「虞美人草」
...僕はそのとっさの際に決心をした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...咄嗟(とっさ)の間に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とっさに駆けだして行くと...
久生十蘭 「春の山」
...瀧子はとっさにのり越しの決心をした...
「鏡の中の月」
...その足元に咄嗟(とっさ)な不自然があったからたまりません...
吉川英治 「江戸三国志」
...咄嗟(とっさ)に自分が...
吉川英治 「新書太閤記」
...咄嗟(とっさ)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...突嗟(とっさ)だったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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