...自分の性分(しょうぶん)としてはあの上我慢ができなかったのだから許してくれとか...
有島武郎 「或る女」
...堯の聖代の事実としては受取れない様に思れるが...
石川三四郎 「吾等の使命」
...それにはS先生としてはあの位のことが何でもないことであることやもつと大人と云ふものは穢(きたな)い心を沢山もつてゐることや自分でも心の中にはずつとそれよりも汚い悪いことを考へてゐるかもしれないと云ふこと等がならべてありました...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...川上としてはどんなに君にいいたかったかしれないが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...全体としては彼女はイギリス人であった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...時としては、一個の事件に関して多くの徴証の存ずることあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...笑った俺は、ど助平と言われたことに不服ではなかったからだが、俺としてはただ、いろんな女に対して俺がど助平なんではなく、ただひとりの女に俺が夢中なのだということだけは丸万に分って貰(もら)いたかった...
高見順 「いやな感じ」
...からだにアルコールがまはるとぢつとしてはゐられないのだ)...
種田山頭火 「其中日記」
...僕自身としては自由結婚の支持者だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...まず現代でいちばん実用的な描写法としては世界的に知れ渡った映画スターなどのいろいろなタイプを借りて記載するのが近道であろうかと思われる...
寺田寅彦 「破片」
...生けるものの生命としては損傷もないのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうなってみると田山白雲も、なるほど、あの短気者の挙動は、一応痛快には似ているけれども、理由としては、船頭の方に充分の根拠が無いではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...本来、米友としては、こんないけ好かない野郎との同行を好まないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれども人間の経験としては滑稽(こっけい)の意味以外に通用しない...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...しかもその一本一本の末は丸く平たい蛇(へび)の頭となってその裂け目から消えんとしては燃ゆる如き舌を出している...
夏目漱石 「幻影の盾」
...物産問屋としては...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...当方としては手を引かざるを得ません...
山本周五郎 「雨あがる」
...すなわち老公の思し召としては...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索
