...わたしは時としては人生を野蛮にとらえ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この趣味に附帯して生ずる不純な趣味としては...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...当時としてはめったに見られない舶来の珍しいおもちゃを並べて見せた...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...幼兒用の繪本としては最も不適當の筋ではないか...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...支配の文化的な機関としては無意味でもあり役にも立たない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...暴力団狩りは警察としては当り前過ぎる程当り前で...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...歴史を作る職としては...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...お松としては返事がありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...有名な美人――現代政治家の夫人としては...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...それはまだしもそのことだけとしてはなんとかなったかもしれません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...人間の行跡としては...
久生十蘭 「南極記」
...東洋の旅の女もじつとしては居られないわけだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...詞としては聞き取られない声を考へ合せて見るのだね...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...おおあのイライラとした口惜しいような歯痒いような然も体をじっとしてはいられないような虚言の快楽...
松永延造 「職工と微笑」
...背中当としては珍らしい形である...
柳宗悦 「陸中雑記」
...自由な世界としては...
與謝野寛 「南洋館」
...丞相のお心としてはそうでしょうが...
吉川英治 「三国志」
...時としては、私のやることを面白がって見ているばかりでなく、鷓鴣がどっちへ行ったかを教えてくれるお人好しの百姓である...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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