...とことこと道を真直(まっす)ぐに歩行(ある)いて来て...
泉鏡花 「薄紅梅」
...そしてとことこと戻って行きました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...甚五はとことこ森タバコ店に帰って来ました...
梅崎春生 「凡人凡語」
...暗がりの中をとことこと歩いていった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...階段をとことことのぼっていってしまったのである...
海野十三 「大使館の始末機関」
...骸骨紳士は、人のいるところをさけて、大テントの横のほうへ、とことこ、と歩いていきます...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...やがて、Qは、とことこと、足ぶみをはじめました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...とことこと畦道(あぜみち)を通る...
鈴木三重吉 「千鳥」
...とことこと逃げて行く...
高見順 「いやな感じ」
...とことこ小走りに...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...昔のことなど考へてるうちにとことこと足音がして...
中勘助 「銀の匙」
...ねしずまった深夜の街衢(まち)をとことことあるきはじめた...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...その晩遅く二人がリージェント公園にとことこ歩いて戻るときだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...飽きずにいつもとことことやっている...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...馬がとことこかけだすと...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...相変(あいか)わらずとことこ歩いていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...とことことことこ小刻(こきざみ)にかける足音がしたと思ふと...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...間も無く又とことことことこ馳けて來て...
水上滝太郎 「大阪の宿」
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