...少々ものさびしいとはいえ気持ちのよいところに建っていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...ある日鎌倉河岸の光電社へ電球包装紙の注文品を届けにいったところ...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...今日のところは致し方ありません...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...道後へ出かけようとしてゐるところへ一洵君来訪...
種田山頭火 「松山日記」
...却つて林の中や森の下道や赤く一ところ抉られたやうになつてゐる絶壁(きりざし)の方が好ましいらしく...
田山録弥 「赤い鳥居」
...樹と樹と重り合つた黒い影がところ/″\に絣(かすり)のやうなさまを展(ひろ)げた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...ところがこの霜柱の研究を読んでみると...
中谷宇吉郎 「「霜柱の研究」について」
...ごろごろところがった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...冬亭のところへ作句の手ほどきを受けにくるようになったのは...
久生十蘭 「西林図」
...ところが不思議なことには...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ところが、二匹はお客さまの顔を見ると、「いらつしやいませ」とも云はず「キヤーツ」と声を出してお部屋へにげてかへりました...
村山籌子 「お猫さん」
...もう少しでオールを流してしまふところを...
牧野信一 「初夏」
...病(やまい)の牀(とこ)に仰向に寐てつまらなさに天井を睨(にら)んで居ると天井板の木目が人の顔に見える...
正岡子規 「ランプの影」
...ところが寺男の老母がこんな事はいつもある...
南方熊楠 「十二支考」
...鳥渡(ちょっと)据えるところに難しいしろものである...
室生犀星 「庭をつくる人」
...人はそのしばしば見るところのものには少しも驚かず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...金と米ッ粒はおいらの足のふむところに付いて廻っているじゃねえか」「でもないぜ...
吉川英治 「江戸三国志」
...そういうところにぬかりがあるな...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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