...「さようでもあろうがそれが心得違いだ」と争うところへ...
饗庭篁村 「良夜」
...どれこれの本を読みましたと言ったところが...
芥川龍之介 「仏蘭西文学と僕」
...また地理的ならびに歴史的環境の相違によるところの民族的差別がある...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...「あっ!」牛丸平太郎は危(あやう)く叫び立てるところを...
海野十三 「少年探偵長」
...正面に窓口みたいなところがあって...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...私もちょっと楽になったとこどす...
近松秋江 「狂乱」
...そんな事を考えなくてもただ鏡に映った顔をかけばいいと思ってやっているうちに着物の左衽(ひだりおくみ)のところでまたちょっと迷わされた...
寺田寅彦 「自画像」
...罪悪の宿るところに死が見舞う――とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...融点に近いところでの物性の研究は...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...こういうところを見ると...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...意気地のないところが上等なのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...中野実のとこへ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ようやく白んできた空がそこにあるということもわざとこしらえた背景のようである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おふたりさまのお世話は願っても出たいところでございますけれども...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ところが本格の探偵小説は決して乾上(ひあが)りなんかする気色はない...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...とくとこれを見るがいい」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...好むところの女を側室(そくしつ)に入れ...
吉川英治 「新書太閤記」
...するとこの時何者かが矢庭に背後から彼を引っつかむと...
渡辺温 「絵姿」
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