...へんに悲しくときめき浮き立たせて居りました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...胸が濁ってときめき致しましたが...
太宰治 「誰も知らぬ」
...胸がときめきいたしました...
太宰治 「皮膚と心」
...(おや)広巳は胸のときめきをおぼえた...
田中貢太郎 「春心」
...景色(けしき)にときめき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...ときめきに震へて...
牧野信一 「祝福された星の歌」
...未知の婦人の声を突然に聞いたやうな胸のときめきを覚ゆるのであつた...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...希望に似た胸のときめきがあるに違ひ無い...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...新しい部屋のうち新らしい人生へのときめきを覚えて見えない神に笑みかける私の悦びを誰に伝えよう...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...そこに湧くのが当然だろうと思われる新しい成長への希望や期待や欲求の愛らしく真摯なときめきがちっとも感じられないと索然とした思いであった...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...心のときめきを覚える夕べであった...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...蝶太夫はまた胸のときめきを感じ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...云いようもなく深い心のときめきを感じました...
山本周五郎 「失蝶記」
...生れて初めて感じた心のときめきに反抗するためだったでしょう...
山本周五郎 「失蝶記」
...何か少年じみた動悸(ときめき)さえ抱いていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...かつて知らない動悸(ときめき)に...
吉川英治 「三国志」
...ときめきの息を一つ吐(は)いたが――その絶体絶命(ぜったいぜつめい)のとっさ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...胸は痛いほどときめき...
吉川英治 「宮本武蔵」
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