...続いた従姉はそれを忘れてゐたのでとがめられた...
伊藤野枝 「惑ひ」
...ついに顔を上げて町を歩くのさえ気がとがめ出した...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...私のこんな軽挙をとがめるな...
太宰治 「如是我聞」
...恋人の非礼をとがめてはならぬ...
太宰治 「富嶽百景」
...ルーシンが聞きとがめた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...近辺の子供はここをいい遊び場所にして柵(さく)の破れから出入りしていたがとがめる者もなかった...
寺田寅彦 「花物語」
...みずから自分をとがめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...決して心に何のとがめることもなく...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...この場でとがめる者はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...お雪と、久助にさえ、存在を忘れられるくらいだから、まして同宿のほかのものが、聞きとがめたり、見とがめたりすることもなく、ただ、例の尺八の時だけが問題になるのだが、それだって、この家の一角に左様な人ありて、左様の曲を奏しているとは気がつかず、ただ、その音色(ねいろ)だけが問題になって、主(ぬし)はあらぬ方へ持って行って、かたづけられてしまうことが多いのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それをとがめ立てしていた日には...
中里介山 「大菩薩峠」
...強いてもとがめず...
野村胡堂 「江戸の火術」
...俵屋で使つたのだ」「男の子に仕立てられ?」平次は聞きとがめました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...荒い言葉でとがめてはならないこと子供に呼ばれたら...
羽仁もと子 「女中訓」
...俺がいつごまめを喰った」「つがもない! そのおとがめはまことに意外なのでありまして...
久生十蘭 「魔都」
...離れ家に顔を向けて突っ立っているラルフの軽率な行為をとがめていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...また人をもとがめません...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...こんな時刻では見とがめる人があるかもしれぬと心配がされたというのも中の君の名誉を重んじてのことであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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