...種々な点で気がとがめたり...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...だれにも見とがめられず...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...私のこんな軽挙をとがめるな...
太宰治 「如是我聞」
...それならばとがめる人がはたして自分でそういう種類の災難に会わないだけの用意が完全に周到にできているかというと...
寺田寅彦 「災難雑考」
...自分はなんだかとがめられたような気がした...
寺田寅彦 「花物語」
...しかしオリヴィエは貪食(どんしょく)だととがめられるわけはなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「何ですって」それをお雪が聞きとがめると...
中里介山 「大菩薩峠」
...宿直(とのい)の者にも見とがめられず...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...言葉とがめをするのも忘れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...孫六に見とがめられ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...でも私にとがめられて逃げ出すとき...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「昨夜はお世話になりました」「お世話?」八五郎はお琴の言葉をフト聞きとがめました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」とがめられた少女は...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...彼が肥料日であつた野菜畑の傍を通る時に鼻をつまんで駆け抜けた……のを見とがめられて...
牧野信一 「籔のほとり」
...(ルクレティウス)(c)キケロはその友のたれかれが、つねに天文学や法律学や弁証学や幾何学のために、これらの学芸が価する以上に時間を費やしていること、そしてそのために彼らがもっと大切な尊い日常の義務をわすれていることを、とがめている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...町の中を躍(おど)りて帰るに巡査もとがめず...
柳田国男 「遠野物語」
...それを聞きとがめて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「科学小説――」聞きとがめたように...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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