...つよくおとがめになつたのだといふ御深慮の程が...
太宰治 「右大臣実朝」
...わが既往(きおう)の失敗とがめず...
太宰治 「二十世紀旗手」
...決してとがめだてをせぬだろうと信じる...
太宰治 「春の盗賊」
...それならばとがめる人がはたして自分でそういう種類の災難に会わないだけの用意が完全に周到にできているかというと...
寺田寅彦 「災難雑考」
...責任者に対するとがめ立て...
寺田寅彦 「災難雑考」
...僕は君たちをとがめはしない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どうも自分ながら盗み物でもするように気がとがめてならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...見張り同士ではとがめもしないだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とがめるわけぢやありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎よりも鈴川主水がその言葉を聽きとがめました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼は父のことをかまわないでおいた自分をとがめた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...何も咎(とがめ)立てするにも及ばぬようだが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その行為をとがめるわけにもゆかなかったんですね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...「そろそろおひらきにしようか」「何でえ」棟梁が聞きとがめてそう云い...
本庄陸男 「石狩川」
...おとがめもあるべきところ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...もってのほかなどと自分をとがめるようなことはなかったのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...とがめだてをしそうな尼夫人も留守で他の人も少ない時で都合がよいと考えついた浮舟は起きて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なにを笑う」秀吉は見とがめた...
吉川英治 「新書太閤記」
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