...玉蜀黍(とうもろこし)の皮をむいたり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...淋しく枯れ渡った一叢(ひとむら)の黄金色の玉蜀黍(とうもろこし)...
有島武郎 「フランセスの顔」
...玉蜀黍(とうもろこし)や林檎(りんご)や胡桃(くるみ)なんかのように...
海野十三 「火星探険」
...庶子何処玉蜀黍(とうもろこし)の毛みたいな赤っぽい派手な背広に大きな躰を包んだ旗田亀之介だった...
海野十三 「地獄の使者」
...玉蜀黍(とうもろこし)の広葉(ひろば)もガサガサと風になびく...
田山花袋 「田舎教師」
...その尻尾(しっぽ)には畠から取って来た玉蜀黍(とうもろこし)の赤い毛を使った...
田山花袋 「田舎教師」
...立派な葡萄畑や千町歩もある玉蜀黍(とうもろこし)の畑を子孫に遺しただろうよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...畑にはもう刈残された玉蜀黍(とうもろこし)や黍(きび)に...
徳田秋声 「あらくれ」
...小麦 約十二俵大麦 十俵陸稲┌糯(もち)六斗五升└粳(うるち)五石馬鈴薯 約四百貫玉蜀黍(とうもろこし)三斗西瓜(すいか)八十箇薩摩薯(さつまいも)五百貫茄子(なす)若干胡瓜(きゅうり)若干梅 四斗茶 一貫目牛蒡(ごぼう)五十貫生薑(しょうが)五貫目大根 若干蕎麦(そば)三斗菊芋 若干里芋┌八ツ頭 三俵└小芋 二俵木炭 五俵右の外...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...髪は玉蜀黍(とうもろこし)の毛のような女――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...海ぞいの黍畑(きびばたけ)に何の願いぞも固き葉の颯々(さっさつ)と吹き荒れて二十五の女は真実命を切りたき思いなり真実死にたき思いなり伸びあがり伸び上りたる玉蜀黍(とうもろこし)は儚(はか)なや実が一ツああこんな感傷を手紙の中にいれる事は止めましょう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...赤いおひげのとうもろこしが...
槇本楠郎 「きんまくわ」
...なすもとうもろこしも...
槇本楠郎 「きんまくわ」
...「あれとうもろこしだねえ」とジョバンニに言(い)いましたけれども...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...遠くの玉蜀黍(とうもろこし)もよくできたので...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...玉蜀黍(とうもろこし)畑の蔭の近路を突ッきって...
「鏡の中の月」
...玉蜀黍(とうもろこし)のマメキビを作ったように...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...とうもろこしの中へ滑り込んでしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
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