...ずっとうしろの水の上に...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...雲がずっとうしろに取りのこされると...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...ニューッとうしろにのびて...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...くるりとうしろを向いてヒイと泣き出した...
太宰治 「パンドラの匣」
...そうっとうしろに近寄って行くと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...それでもふさ/\とうしろに垂らしていらっしゃるのが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...体をぐっとうしろにそらしながら...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...一度くるりとうしろを向いて家(うち)の中へはいりかけたのであった...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...そうするとうしろの物陰からわしが出てきて...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...その時彼の額へ手をやつてゐたその細君らしい西洋婦人がひよいとうしろを振り向いたので...
堀辰雄 「恢復期」
...お墓は元の畑の中の場所から引越してずっとうしろの山の方です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ヨレヨレの復員服とアカづいて青黒い顔色で明らかに復員したばかりの男だ「病気かね?」と言う答える気にもならず又歩き出すとうしろからユックリとついて来ながら「そんなにヒョロヒョロして歩いているとたおれて川へおっこちるぜ」それに私は答えなかった...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...これを素朴で普通人の思想よりずっとうしろに・ずっと低いところに・位するものと信ずるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...するとうしろのほうに三人若い者がいて...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...かれの手にふるえていた編笠はポンとうしろへ――「売女(ばいた)めッ」という一喝――抜き打ちの大刀(だんびら)と...
吉川英治 「江戸三国志」
...ズルズルとうしろへ引戻す...
吉川英治 「江戸三国志」
...そっとうしろに添って...
吉川英治 「大岡越前」
...ぽんとうしろへとびのくより策(さく)がなかった...
吉川英治 「神州天馬侠」
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