例文・使い方一覧でみる「とある」の意味
スポンサーリンク...宇治拾遺には「かはご」とあるので... 
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...とある渡殿（わたどの）の勾欄（こうらん）のもとにうずくまって...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...和尚は信長の頭脳の偏狭を嘆いたとある...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...一日中の通話の回数が驚くなかれ千六百九十四万とある...
寺田寅彦 「話の種」
...そして何等のはっきりした意志もなくとある活動館に入った...
豊島与志雄 「生あらば」
...親愛なる田川君として下に森本よりとあるのが何より先に眼に入った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それは淨瑠璃（じやうるり）の間（あひ）の土山（つちやま）雨（あめ）が降（ふ）るとある有名（いうめい）な宿（しゆく）の事（こと）であつた...
夏目漱石 「門」
...江戸中には五万とあるが――」「大きく出やがったな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ふとかれらはとある草むらの前で立ち止まる...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...何と仰天だろうとあるを読んで...
南方熊楠 「十二支考」
...母子ともに死すとある（『大明三蔵法数』一九）...
南方熊楠 「十二支考」
...木下成太郎氏が赤司文部次官とある相談をしていた...
武者金吉 「地震なまず」
...って思うことあるわ...
森本薫 「女の一生」
...交通は乗合バスと蒸気船とあるが...
山本周五郎 「青べか物語」
...実は粟飯一炊（あわめしいっすい）の間……とあるのは事実...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自ラ征夷大将軍ト称ス――などとあるのは事実でないし...
吉川英治 「私本太平記」
...こいつはなつかしい」童蒙村塾（どうもうそんじゅく）とある一家屋を見かけると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自由らうぜきのおのこなり」とあることなども引用せられている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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