...取っかかるのがまた容易でない...
犬田卯 「おびとき」
...ここはさうでない...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」
...四少年の健康は元のとおりになったわけでない...
海野十三 「火星探険」
...政府は政治を行い得るものでない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それこそよく何した上でないと...
鈴木三重吉 「桑の実」
...さういふ或る場合が稀でない...
種田山頭火 「其中日記」
...主張でないようで結局は主張なのである...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...それから以後の行動が明らかでないということです...
中里介山 「大菩薩峠」
...なるほど何だか真面目(まじめ)でないところもあるようなので...
夏目漱石 「門」
...私の犯人推定が決してアヤフヤなものでないということを証拠立てるために...
久生十蘭 「魔都」
...しかし租税の廃止によって得られる救済の効果は決してその賦課によって生ずる弊害に匹敵するものでないということは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...訪問客の意外さばかりでないぼんやりしたおどろきの色がひろがった...
「今朝の雪」
...余り炭火がすきでないから助かりますね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...でないまでもほとんどみな...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...みんながお互いにそれは私の領分でないと...
柳田國男 「地名の研究」
...まだ時期でないものと思って...
山本周五郎 「菊屋敷」
...決して一瞬(とき)の興奮や嘘でないことはわかる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...従って「物のあはれ」は、感傷的でない、真率な深い感情でなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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