...大抵な噂の出処が出鱈目(でたらめ)である...
内田魯庵 「最後の大杉」
...わるく思うなよ」あの出鱈目(でたらめ)ニュースを...
海野十三 「○○獣」
...それは出鱈目(でたらめ)のまぐれ当りか...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...二十箇ほどのガス燈が小屋のあちこちにでたらめの間隔をおいて吊(つる)され...
太宰治 「逆行」
...いつもでたらめばっかりで...
太宰治 「雪の夜の話」
...これがでたらめな云い草だと思うならば...
豊島与志雄 「オランウータン」
...でたらめにではなくて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...フォア五の字は人の面(かお)6は鼻です7は鍵8は瓢箪(ひょうたん)ポックリコ茂太郎はこんな出鱈目(でたらめ)の下に...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれは出鱈目(でたらめ)だよ」と頭を掻(か)く...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あの子は嘘つきで出鱈目(でたらめ)ですから」お袖は美しい眉をひそめるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの男がどれほど出鱈目(でたらめ)な人間かわかるだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...行つて見ようか」「あの坊主は出鱈目(でたらめ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...でたらめな評判を振りまいて歩いたのも...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...でたらめをいうにもほどがある...
久生十蘭 「予言」
...口から出任せのでたらめを並べているとは思えない...
森下雨村 「五階の窓」
...文句は祖父のでたらめでございます」「妙な文句だと思った」「頭がおかしくなってからうたいだしたものですから」「終りがあるのか」「死ぬまで待ったとて...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...年齢(とし)が十九だって言うのも出鱈目(でたらめ)じゃないかと思うの……」「驚いた...
夢野久作 「少女地獄」
...何をなさろうというおつもりだろう」「でたらめな市民の風紀を...
吉川英治 「大岡越前」
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