...タロコ亭でもてないものだから出鱈目(でたらめ)の放言をしたんじゃないか...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...その話がでたらめでないことがわかってきたのだ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...そんなことはきみのでたらめだ...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...出鱈目(でたらめ)を言わずには居られません...
太宰治 「風の便り」
...(しづ)(さびしく笑って)でたらめですよ...
太宰治 「春の枯葉」
...帳面のきれはしに馬の番号が出鱈目(でたらめ)に――どうもそうとしか思われない――殴(なぐ)り書(がき)してあるだけだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...でたらめな無作法な新しいものを頭からしぼり出しながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お前の言ったことはみんな出鱈目(でたらめ)ね」「デタラメデナイデス...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな出鱈目(でたらめ)なことをしても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...でたらめの改心やらを誓つた...
長谷川時雨 「おとづれ」
...こんな出鱈目(でたらめ)な色刷でも無聊(ぶりょう)な壁を慰(なぐさ)めるものだ...
林芙美子 「清貧の書」
...音は出鱈目(でたらめ)で...
林芙美子 「泣虫小僧」
...さっきでたらめをいってごめんなさい...
久生十蘭 「だいこん」
...あたしはでたらめにやりだす...
久生十蘭 「だいこん」
...でたらめのジョウより...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...文字も強戸・郷戸・神戸・顔戸などとでたらめな字が使ってある...
柳田國男 「地名の研究」
...果して自然界のでたらめと見ることができるであろうかどうか...
柳田国男 「雪国の春」
...いやでたらめじゃない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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