...「早駈けヘッセ人」などは大でたらめのいかさま師だと見くびっていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...きっと来ませんから――でたらめな計画を吹聴しといて...
林不忘 「安重根」
...さっきでたらめを言っておれを決めつけた老いぼれは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...出鱒目(でたらめ)だか...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分じゃ踊れませんよ」「出鱈目(でたらめ)の踊りなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...反芻(はんすう)の出鱈目(でたらめ)に過ぎません...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの童子の出鱈目(でたらめ)に制限を加えないように心づかいを慫慂(しょうよう)していると...
中里介山 「大菩薩峠」
...東海坊の出鱈目(でたらめ)な大法螺(おほばら)に愛想を盡かして近いうちに飛出すつもりだつたよ」御厩左門次自棄な苦笑ひをして居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ガラツ八がかう言つた言葉も決して好い加減な出鱈目(でたらめ)ではなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...音は出鱈目(でたらめ)で...
林芙美子 「泣虫小僧」
...出鱈目(でたらめ)を言ったわけでもないの」「叔父は...
久生十蘭 「あなたも私も」
...そんな評判だから」「あたしが? 誰がそんなでたらめ言ったんです? あたしがそんなお金持なら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...作者は本草にはとても詳しいので決してでたらめは云はない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...まさかでたらめじゃなかろうということなんだ」「その点だけはっきり答えるからこそ変だと僕なら考えるねえ」父親はいつの間にか猪口(ちょこ)をふせて御飯の箸を動かしています...
平林初之輔 「少年探偵 呉田博士と与一」
...いい加減なでたらめばかり言っておだてちゃ...
正岡容 「初看板」
...しかし頭の悪い私はでたらめを申すことになるかもしれません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いやでたらめじゃない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...でたらめに過ぎないことが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??