...それはかわいらしいでくのぼうが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...それがどうも人形芝居の舞台のほうらしいので、親方がすぐ行ってみますと、でくのぼうは、王さまはじめのこらずの近衛兵(このえへい)がかさなりあって、そこにころがっていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...そして殊に眼前にただ木偶坊(でくのぼう)のように驚愕(きょうがく)している兄の様子が...
橘外男 「逗子物語」
...土偶像(でくのぼう)にくれてやるは惜しいじゃないか」奴僕はてんでそんなことは信用していなかった...
田中貢太郎 「賭博の負債」
...土偶(でくのぼう)の集りのやうな芝居を見せられると...
田山録弥 「社会劇と印象派」
...ルカーに)でくのぼうめ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...でくのぼうなんです...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...でくのぼうのようにしている健をなれた手つきで手っとり早くパンツまでとりかえた...
壺井栄 「大根の葉」
...彼は大佐にとってひとりの「木偶漢(でくのぼう)」にすぎなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この木偶坊(でくのぼう)はよつぽど圖々しい奴に違ひないわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...でくのぼうのようにそんな所につっ立っていないで...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...木偶坊(でくのぼう)のように見て...
吉川英治 「宮本武蔵」
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