...万事がおおぎょうにできすぎている...
芥川龍之介 「葬儀記」
...少々できすぎていると思われた...
海野十三 「怪星ガン」
...「お前にしてはできすぎた文句だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...やはり無肥料で麦作ができすぎて困ったものです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...できすぎてしまった...
太宰治 「一日の労苦」
...余りできすぎたのじゃよ...
太宰治 「ロマネスク」
...何か一つつつき始めるとその途中に無数の目当てができすぎて困るくらいである...
寺田寅彦 「写生紀行」
...あまり早くできすぎているように思われる...
夏目漱石 「三四郎」
...けだものにしてはできすぎている」ナターシャは...
久生十蘭 「地底獣国」
...また、天下万民の苦しみなどとは、できすぎた言葉...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...あまり話が波瀾重畳でうまくできすぎているから嘘かと思えるし...
正岡容 「寄席」
...晩年の同君は生活的に余裕ができすぎ...
正岡容 「わが寄席青春録」
...あまり学問のできすぎることは不幸を招くことだと大臣も御体験なすったことなのだけれど...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若いにしてはできすぎた膳立てだ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...お年のわりにしては少しできすぎるくらいなさるわ」伊代はそんなふうに云い...
山本周五郎 「契りきぬ」
...法月家の不肖児(ふしょうじ)弦之丞としてできすぎた僥倖(ぎょうこう)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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