...みきが非常に形式ばった様子でかっかと燃える炭火を入れた鉄製の容器(図654)を持って入って来て...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...じっさいはその内部でかっぱつに生活がたのしくおこなわれ...
高村光太郎 「山の春」
...武士は渓川(たにがわ)の縁(へり)に往くに一二度そこを出入(ではい)りしていたのでかっては知っていた...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...たとえ生徒のほうでかってに関をのりこえてこようとも...
壺井栄 「二十四の瞳」
...この青年は去年上野の美術学校を出た秀才でかっぷくのいい形をして居た...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...それがまた形式のきまらない言文一致でかってに書き流してあるので...
夏目漱石 「手紙」
...親分さん、あの玄々斎という奴は悪い人間で、巾着切(きんちゃくき)り上がりの弟子の滝松というのを使って、近所でかっ払い、こそ泥、誘拐(かどわかし)を働かせ、その盗(と)った物やさらった子供を隠しておいて、人相や占いの客が来ると、その場所を言い当ててやるのだそうでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の家でかっていた鶏を殺す気にはなれません...
林芙美子 「お父さん」
...でかっぱちもないアラバマ・サンドイッチをつくった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...寒いわりにかれの手はわたしの手の中でかっかとしていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...神経の緊張でかっと一時に出す力ならあるのでしょうが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この間自分のにせものが大阪にあらわれて宿やでかっぱらいして逃げたのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは定まったことでかってにはならなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの傘の下でかっぽれを踊ったような奴だろうと思った...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...どこでかっぱらった?」「昨日の夕方...
森下雨村 「五階の窓」
...茶漬でかっこみましょう...
山本周五郎 「思い違い物語」
...かっちゃんのしたことでかっちゃんを憎らしいとも思いませんし...
山本周五郎 「季節のない街」
...知事は自分の情婦(おんな)を殺された怒りでかっとなったものの...
吉川英治 「新・水滸伝」
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