...ドギツイ明りが中でかっ/\と燃えている...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...……今までかって死ぬ死ぬいうてはったんようようのことで止めててんもん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...独りでかってに読んだのだから...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...たとえ生徒のほうでかってに関をのりこえてこようとも...
壺井栄 「二十四の瞳」
...どうしてそんな些細なことでかっかする...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...火打ち石でかっちんかっちん火を出したりする奴隷はいらぬ...
永井隆 「この子を残して」
...自分を見据えていたのでかっとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...二 高等学校と大学時代の私私は、自分でかってに、自分の方向をきめて進んだ...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...でかっぱちもないアラバマ・サンドイッチをつくった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...この間自分のにせものが大阪にあらわれて宿やでかっぱらいして逃げたのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...網盥をうごかしたのでかっちりと音を立てた...
室生犀星 「蛾」
...あの傘の下でかっぽれを踊ったような奴だろうと思った...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...かっちゃんのしたことでかっちゃんを憎らしいとも思いませんし...
山本周五郎 「季節のない街」
...みごとな速度でかっ込み...
山本周五郎 「季節のない街」
...ひと言のいい訳もきいてもらえなかったのでかっとなった...
山本周五郎 「さぶ」
...きさまはきさまでかってにさがせ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おいでかっ」「早く...
吉川英治 「新書太閤記」
...知事は自分の情婦(おんな)を殺された怒りでかっとなったものの...
吉川英治 「新・水滸伝」
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