...其所(そこ)にわびしき天幕(てんと)を張(は)りて...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...お分りになりましたね」滋幹は点頭(てんとう)したゞけであったが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...光子さんの方ではてんと私やかい眼中にないような塩梅(あんばい)で...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...光る物見たら気が顛倒(てんとう)してしもて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...胯下(こか)の恥を忍んで天下に大功を立てんと思う心洞察すべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...おのれの生活の空虚の上に幻をうち立てんとすることばかりであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...余は之を伊勢國度會郡棒原神社の所在地にあてんとす...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...余はこれを主客顛倒(てんとう)と評したのである...
夏目漱石 「コンラッドの描きたる自然について」
...草の芽あめ牛、てんと虫...
新美南吉 「明日」
...育という字は子という字を顛倒(てんとう)し...
新渡戸稲造 「自警録」
...お染は唯(ただ)もう轉倒(てんとう)するばかり...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...手洗鉢にうつるお天道(てんと)さまのあかりを種につかい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...纏頭(てんとう)なども賜わった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この場のにわかの纏頭(てんとう)に尚侍は出したのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「無慈悲な太陽(てんとう)……」たまたま...
吉川英治 「私本太平記」
...彼のいう通り自分は今おそろしい心の顛倒(てんとう)を支えている...
吉川英治 「親鸞」
...敏覚な虫類――虻(あぶ)や蝶や太陽虫(てんとむし)などはいたる所の草の根から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...太陽(てんとう)さまに腹あ干して...
吉川英治 「宮本武蔵」
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