...港を出てからてんでんばらばらに散らばって...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...すべての現象がてんでんばらばらに互いの連絡なく散らばってしまった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...と黒鳥の歌が松の木の間で聞こえるとともに馬どもはてんでんばらばらにどこかに行ってしまって...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...てんでんばらばら...
太宰治 「春の盗賊」
...てんでんばらばらで...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...彼らはてんでんばらばらに口を聞いた後で...
夏目漱石 「明暗」
...てんでんばらばらで...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...てんでんばらばらになつてゆくより...
林芙美子 「浮雲」
...この四人はてんでんばらばらになって...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...服装はてんでんばらばらで...
久生十蘭 「魔都」
...てんでんばらばらに百姓家が建ちならんでおり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...矛盾や独断がてんでんばらばらにそれみずからを主張しながら...
宮本百合子 「あとがき(『二つの庭』)」
...このように諸説が限りなくてんでんばらばらであることは別にしても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人民が分裂したキリスト教会の司祭たちと共にてんでんばらばらであるのを見ると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なるほど王様のためにはわが国のてんでんばらばらな諸党派諸地方をその法令の下にご統率遊ばされるという吉兆を示しているのかも知れないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...てんでんばらばらに弾けた...
矢田津世子 「反逆」
...てんでんばらばら逃げだしたもんだ」「ふーん」と初めの声が云った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...彼等はその地方一帯にてんでんばらばらに散らばり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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