例文・使い方一覧でみる「てんで」の意味


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...お嫁はてんでいやだときてる...   お嫁はてんでいやだときてるの読み方
李孝石 「蕎麦の花の頃」

...其(そんな)事は従頭(てんで)念頭にない...   其事は従頭念頭にないの読み方
石川啄木 「刑余の叔父」

...十人が十人とも、てんでに、いろいろなものにばけています...   十人が十人とも、てんでに、いろいろなものにばけていますの読み方
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」

...みんなてんでに何か仕事をしている...   みんなてんでに何か仕事をしているの読み方
大杉栄 「鎖工場」

...てんでに自分達の記憶から色々(いろん)な人達の口元を思ひ浮べて見た...   てんでに自分達の記憶から色々な人達の口元を思ひ浮べて見たの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...てんでに未亡人が良人の生前から姙娠してゐた事を吹聴した...   てんでに未亡人が良人の生前から姙娠してゐた事を吹聴したの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...てんで中村屋など眼中にないという風で...   てんで中村屋など眼中にないという風での読み方
相馬愛蔵 「私の小売商道」

...てんで興味がないね...   てんで興味がないねの読み方
モーリス・ルヴェル 田中早苗訳 「或る精神異常者」

...てんで問題にもしなかった...   てんで問題にもしなかったの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...てんで見当らなかったけれど...   てんで見当らなかったけれどの読み方
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」

...てんで解(わか)らないよ」「そいつは...   てんで解らないよ」「そいつはの読み方
寺島柾史 「怪奇人造島」

...手々(てんで)に白張提灯を持ったり...   手々に白張提灯を持ったりの読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...彼らの経済に幾分の潤沢(うるおい)をつけてやろうなどという親切気はてんで起らなかった...   彼らの経済に幾分の潤沢をつけてやろうなどという親切気はてんで起らなかったの読み方
夏目漱石 「明暗」

...皆がてんでにおなじような実検をしていても効(かい)ないことだから...   皆がてんでにおなじような実検をしていても効ないことだからの読み方
久生十蘭 「玉取物語」

...てんで柄(がら)が違うよ...   てんで柄が違うよの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」

...ヤツにガンモ」なんてんで...   ヤツにガンモ」なんてんでの読み方
古川緑波 「下司味礼讃」

...てんでばらばらな途方もない片方ずつによせあつめて散らかされている...   てんでばらばらな途方もない片方ずつによせあつめて散らかされているの読み方
宮本百合子 「十四日祭の夜」

...てんで気にしないのであった...   てんで気にしないのであったの読み方
山本周五郎 「青べか物語」

「てんで」の書き方・書き順

いろんなフォントで「てんで」


ランダム例文:
   効果てきめん   気違い女  

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