例文・使い方一覧でみる「てんで」の意味


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...從頭(てんで)そんな氣も起つて來ない...   從頭そんな氣も起つて來ないの読み方
石川啄木 「我等の一團と彼」

...もうずっと以前(まえ)から法廷で博奕をやってたってんですよ...   もうずっと以前から法廷で博奕をやってたってんですよの読み方
大阪圭吉 「あやつり裁判」

...桃太郎はてんで頓着しなかつた...   桃太郎はてんで頓着しなかつたの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...てんで中村屋など眼中にないという風で...   てんで中村屋など眼中にないという風での読み方
相馬愛蔵 「私の小売商道」

...みんなてんでに見当がつかなくなって...   みんなてんでに見当がつかなくなっての読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」

...現在のお母さまをてんでばかにしてらっしゃる...   現在のお母さまをてんでばかにしてらっしゃるの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」

...我儕(われら)の行衛は何処(どこ)に落ちつくのであろう? 余等は各自(てんで)に斯く案じた...   我儕の行衛は何処に落ちつくのであろう? 余等は各自に斯く案じたの読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...てんでその必要を認めなかったのである...   てんでその必要を認めなかったのであるの読み方
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」

...こんな老いぼれの死にぞこないに腹を立てんでくれよ...   こんな老いぼれの死にぞこないに腹を立てんでくれよの読み方
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」

...てんで俺の家(うち)だと思いたくないんだからね...   てんで俺の家だと思いたくないんだからねの読み方
夏目漱石 「琴のそら音」

...てんでクスリとも来なかったセリフだのに...   てんでクスリとも来なかったセリフだのにの読み方
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」

...てんでにお捻りをチャブ台の上へ並べてくれた...   てんでにお捻りをチャブ台の上へ並べてくれたの読み方
正岡容 「寄席」

...眼ばかり光る鼻垂らしはてんでに棒切れを持っていた...   眼ばかり光る鼻垂らしはてんでに棒切れを持っていたの読み方
水上滝太郎 「山の手の子」

...てんでにすきな方へ向いて...   てんでにすきな方へ向いての読み方
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」

...てんでに勝手なことを考へはじめました...   てんでに勝手なことを考へはじめましたの読み方
宮沢賢治 「気のいい火山弾」

...てんで見えやしねえ」と萩野は...   てんで見えやしねえ」と萩野はの読み方
宮嶋資夫 「恨なき殺人」

...という確信がてんでなかった...   という確信がてんでなかったの読み方
山川方夫 「お守り」

...てんで受けつけない始末であった...   てんで受けつけない始末であったの読み方
吉川英治 「私本太平記」

「てんで」の書き方・書き順

いろんなフォントで「てんで」


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