...汽笛が鳴ってらい...
有島武郎 「かんかん虫」
...水が西に流れるつて法があるかえ馬鹿野郎! 水はかみからしもへ流れるにきまつてらい!』とののしるのであつた...
石川三四郎 「浪」
...義侠のふうをてらい...
太宰治 「もの思う葦」
...裏面には土佐の碩学(せきがく)寺石正路(てらいしまさはる)先生の選文がある...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...あてらいつ何どき不意に死なんならんか分れへんさかい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...土佐(とさ)郷土史(きょうどし)の権威として知られた杜山居士(とざんこじ)寺石正路(てらいしまさみち)氏が雑誌「土佐史壇」第十七号に「郷土史断片」その三〇として記載されたものがある...
寺田寅彦 「怪異考」
...群がる見物人の手前という衒気(てらい)が充分に見えきっているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...衒気(てらいげ)にも...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ええ、そうなの」秋作氏は、てらい気のない、素直なこの従妹(いとこ)がだいすきだった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...おてんとさまと米の飯ア日本国中ついて廻ってらい」誰でも土地を売るときには...
正岡容 「寄席」
...戸浪が寺入(てらいり)と云ひ掛くると「なゝゝに...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...」「ぼくも知ってらい...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...欣二 知ってらい...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...どんなてらいも、特にフランスのように陽気で自由なところでは、朝臣に不似合なのでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこにはただ奇異のてらい・冷たい場ちがいな擬装・が見られるばかりで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...思い出したか」「覚えてらい」急に甘たれ声で――「そんなら...
吉川英治 「新書太閤記」
...私のかねをやったまでですが」「知れてらいッ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また浅野家の藩医(はんい)でもある寺井玄渓(てらいげんけい)が...
吉川英治 「日本名婦伝」
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