...これからみんなで芸づくしをやろうじゃないか」不具者の虐待に飽きた誰かが叫んだ...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...その繁つた竹のように繁くも寢ずしつかりした竹のようにしかとも寢ず後にも寢ようと思う心づくしの妻は...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...宝づくしなどゑがきたるをさして勧進(くわんじん)す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...おん身心づくしのシャコに多謝...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...心づくしの御馳走を遠慮なくよばれる...
種田山頭火 「行乞記」
...こゝにも奥さんの心づくしがある...
種田山頭火 「行乞記」
...すべてが主人みづからの心づくしだ...
種田山頭火 「其中日記」
...有一君の心づくしを日々味ふことである...
種田山頭火 「其中日記」
...女房の臨月は近づくし...
直木三十五 「死までを語る」
...それからまた有名な国宝の職人絵づくしは今報知新聞で催している国宝展覧会に貸してあるとのこと...
中里介山 「武州喜多院」
...藝づくしまで始まりましたから」椽側の暗がりから口を容れたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心づくしの柿の葉鮨を...
久生十蘭 「生霊」
...阿呆陀羅経この間放送局の嘱に応へて聯曲「菊づくし」をかいたとき...
正岡容 「寄席風流」
...花づくしの閨のぐるりに花の幕無きは口惜しからずや...
正岡子規 「花枕」
...(六月十五日)三十五○鳥づくしといふわけではないが...
正岡子規 「病牀六尺」
...その上に外側の蒔絵(まきえ)まで宝づくしにしておいた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...細川家の心づくしじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...心づくしを見せることが好きなのだ――「痛くしやしないわ」彼女は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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