...――今夜はお客様もあるんだのに……」と駆けて来た愛子にわざとつんけんいうと...
有島武郎 「或る女」
...つんけん/\と顎をあげてゐるのが見える...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それでもつんけんと言い返しました...
梅崎春生 「凡人凡語」
...主人を初め小僧番頭揃いも揃って無愛嬌でつんけんして...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ばかにつんけんしてゐる...
太宰治 「貪婪禍」
...こっちがちょっと親切にしてあげると、すぐにあんなに、つんけんする...
太宰治 「パンドラの匣」
...ばかにつんけん威張っている...
谷譲次 「踊る地平線」
...口の利(き)き方もつんけんしていて女としての優しみに欠け...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...お庄がつんけんしているので...
徳田秋声 「足迹」
...「作太郎にも余りつんけんしない方がいいよ...
徳田秋声 「あらくれ」
...いくらかつんけんしたヒステリ性の女であったが...
戸田豊子 「歩む」
...楽屋口の爺さんに尋ねてみるとつんけんした面がまえだった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...つんけんとこわい心持になっているときに...
宮本百合子 「美しく豊な生活へ」
...そんなにつんけんなさらぬが好い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そのくせ少しはつんけんもしている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...亭主につんけんするのはべらぼうじゃねえか...
山本周五郎 「季節のない街」
...それとも女はつんけんしてはいけねえっていう法律でもできたのかいってえ挨拶だ...
山本周五郎 「季節のない街」
...ひどくつんけんしているし...
山本周五郎 「ちいさこべ」
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