...われ今ここに君が身をつゆばかりだに慈悲無しと思ふものから...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「忌々しき「死」の大君は」
...イドメニュースは勝れたる勇氣をつゆも緩まさず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...逸遊(いつゆう)敖戯(ごうぎ)して学業を荒廃するは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...自分は露(つゆ)に近い縁側(えんがわ)を好んでそこに座を占めていた...
夏目漱石 「行人」
...砕けた露(つゆ)の球(たま)のようなものが見え始めた...
夏目漱石 「初秋の一日」
...つゆしものうれひはきえず...
萩原朔太郎 「祕佛」
...味噌汁(おつゆ)を肩から浴びてしまったが...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...つゆは遠い以前、つれあひといろいろな旅をしたことを思ひ出してゐた...
林芙美子 「玄關の手帖」
...物疑(ものうたが)ひといふては露(つゆ)ほどもお持(も)ちなさらぬ心(こゝろ)のうつくしい人(ひと)を...
樋口一葉 「うらむらさき」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...その梅雨(つゆ)さきから...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...はた我に先だつて彼の逝きたるは彼も我も世の人もつゆ思ひまうけざりしをや...
正岡子規 「墨汁一滴」
...露(つゆ)をふらせ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...砂糖水の淡(うす)いのへレモンの液(つゆ)を絞り込むかポンスを混ぜてそれへ漬けてもようございます...
村井弦斎 「食道楽」
...つゆ、そのような疑いは持たぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...ことしは梅雨(つゆ)も少ない...
吉川英治 「私本太平記」
...石の表に陽刻(ようこく)した一個の武人像のように露(つゆ)めかせていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...梅雨(つゆ)も霽(あが)ろう...
吉川英治 「茶漬三略」
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