...小坪(こつぼ)の鼻の崕(がけ)の上に若葉に包まれてたった一軒建てられた西洋人の白ペンキ塗りの別荘が...
有島武郎 「或る女」
...真白な百合(ゆり)のような大きな花がみるみる蕾(つぼみ)の弱々しさから日輪のようにかがやかしく開いた...
有島武郎 「星座」
...そない自分の思う壺(つぼ)に嵌(は)まる思たら間違(まちご)てるし...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...金壺眼(かなつぼまなこ)の意地悪い悪相(あくそう)をした犬で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私がぼつぼつとな」「すると...
外村繁 「日を愛しむ」
...先生はいきなりかさをつぼめると列中に分けいり...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...いろいろの角度で出没(しゅつぼつ)するこの叔父の特色を他人よりよく承知していた...
夏目漱石 「明暗」
...万次郎さんとは仲が悪いし」お藤はやはり一番壺(つぼ)にはまった事を言いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...縁側には梅の蕾(つぼみ)をふくらませる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長局(ながつぼね)が祐筆をして五年をおくつたが...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...「蛇姫」で尻つぼまりの感じ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私は母や祖母へ金の追加を乞ふ書簡文を書くことがぼつぼつと巧みになつて...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...翌夜に右大将は藤壺(ふじつぼ)へまいった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いまもまだほかの梅は蕾(つぼみ)がかたいのに...
山本周五郎 「日本婦道記」
...汝はほとんど官務を見ていないというじゃないか」「ぼつぼつやろうと思っている」「怪しからん怠慢だ...
吉川英治 「三国志」
...「作戦は思うつぼに運んだぞ」と...
吉川英治 「三国志」
...挿(い)けこんである大きな壺(つぼ)の口(くち)へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...梅の花のつぼみの綻(ほころ)びそむるころ...
若山牧水 「なまけ者と雨」
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