...それを坪井博士(つぼゐはかせ)は...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...旱(ひでり)の時此滝壺(たきつぼ)に(あまこひ)すればかならず験(しるし)あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...民家の屋根がぼつぼつ見えていたが...
田中貢太郎 「黄金の枕」
...壺(つぼ)みたいな格好(かっこう)の...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...他の片すみにはバタ用の壺(つぼ)があって水がはいっていたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一匹の獣(けもの)が火消壺(ひけしつぼ)の中で燧石(ひうちいし)を打つて...
中原中也 「在りし日の歌」
...活きた坩堝(るつぼ)のやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かの女は絶望(ぜつぼう)の表情(ひょうじょう)で...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...藤壺(ふじつぼ)の宮は足りない点もなく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...仕立屋さんはそのつぼをみんなしらべて...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...」足さきを見詰めながらときどき慄えるように肩をつぼめていた千鶴子は...
横光利一 「旅愁」
...清洲(きよす)の城下を昂奮の坩堝(るつぼ)と化して...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぼつぼつ言って歩いた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...それはむしろこっちの思う壺(つぼ)へ墜(お)ちて行くのだ! と笑止(しょうし)にも考えられる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...桐壺(きりつぼ)の客(きゃく)一閣老の阿部伊勢守に取り入って今の財産をこしらえたのだと云われる小倉庵(おぐらあん)長次は...
吉川英治 「松のや露八」
...彼の解釈では――武蔵がなんのゆえか、滝つぼに入って、死ぬまでは上がって来そうもない体(てい)なので、お通さんも、同じ流れの末に、身を投げたのではないかと疑ったのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――で、迎えに来たわけだが、何処ぞへ、廻り道でもして来たのか」「ええ」お通は、鞍の前つぼへ、身を屈(かが)めながら、それには答えず、「勿体(もったい)ない」と、いって、駒の背から降りてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...笑(え)つぼに入りながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??