...仏菩薩(ぶつぼさつ)とも申そうか...
芥川龍之介 「邪宗門」
...お母(かあ)さまは いよのつぼね と いいました...
五十公野清一 「一休さん」
...ぼつぼつ商売にかからにやならねえ」といつた...
大下宇陀児 「擬似新年」
...芸苑のあらゆる方面に鬱勃(うつぼつ)たる新興精神が瀰(ひろが)っていた...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...支那から学ばれた知識が日本人の生活の坩堝(るつぼ)の中で熔解せられ...
津田左右吉 「日本精神について」
...ジルノルマン老人は鉄の壺(つぼ)であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あたかもインキ壺(つぼ)に何度もインキを注したがようで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...正当な利益をもたらすすべてのつぼを...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...ネリもぼつぼつとイーハトーヴの百姓のことばで...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...あの他愛なきるつぼに立ち交じつては...
吉川英治 「折々の記」
...酒壺(さかつぼ)を備え...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ぼつぼつ戸を開ける音や往来の車がカラカラ鳴るだけだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今も――その金の話なので、わざと、そこから遠ざかっていたが、『どうだ、余り一度にここを出ても、自身番などで怪しまれはせぬか』早水(はやみ)藤左衛門が云い出すと、『そうだ、ぼつぼつ、散らかって出かけてもよいな』内蔵助に計って、若い人々は順々に出て行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あの松虫の局(つぼね)と鈴虫の局の二人でございますが」「オオ」住蓮は...
吉川英治 「親鸞」
...唐人扇子(せんす)をパチリとつぼめて帯へ差し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...馬の鞍(くら)つぼに引っ縛(くく)って人目を憚(はばか)るように京都の方へ宙を飛んでゆく...
吉川英治 「松のや露八」
...奥まった女たちのいる局(つぼね)といわず...
吉川英治 「源頼朝」
...馬籠峠(まごめとうげ)の滝つぼの上までは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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